中国鉄道時刻研究会にようこそ

「中国鉄道時刻表」をはじめとした時刻表制作などを行う団体、中国鉄道時刻研究会のウェブサイトです。

这里是日本的同人团体“中国铁道时刻研究会”的官网。

新刊情報

中国鉄道時刻表Vol.9発売中!
購入方法など詳細はこちら

中国大陆境内可以通过铁道工坊淘宝店购买我会的最新版纸质《中国铁道时刻表》。因物流原因,其起售会相比日本国内延迟1-2个月。您希望与日本发行同步购买,可以通过日本同人电商网站BOOTH购买电子版。

铁道工坊淘宝店网址 https://shop107615391.taobao.com

サイト移行中です

旧サイトはこちら

いま、中国の鉄道があつい

中国ではいま、鉄道が最盛期を迎えています。

2008年に本格的に建設を開始した高速鉄道は、いまや約12万キロのネットワークを全国に張り巡らすまでになりました。これは日本の鉄道網の総延長よりも大きい数字です。高速鉄道網の上を走る高速鉄道車両は、多くはビュッフェ車を有し、日本のグランクラスの上を行く高級設備の「商務座」も普及するなど、日本とは一味違う「ゆとり」を備えています。

国土の広さを生かして、日本ではほとんど実現しなかった夜行高速列車も多数運転されており、高速鉄道専用の寝台車も開発されています。各国から導入した技術を昇華させた中国高速鉄道車両の決定版「復興号」の運行が開始されるなど、技術的にも成熟してきています。これも日本ではほとんど結実しなかった「通勤新幹線」に相当する都市近郊の高速鉄道線の建設も進んでいます。

高速鉄道の急速な普及に対し、在来線もまだまだ健在。中国の在来鉄道は約9万キロの路線長を持ち、主要地域をあまねくネットワークしています。在来線では、機関車が客車を引き、寝台車・座席車・食堂車・荷物車をつないだ伝統的な長距離列車・夜行列車がいまも多数運転されています。

高速鉄道の普及とともにこれらの列車は縮小されるのかと思いきや、むしろ近年、高速鉄道開通で生み出された輸送余力を生かすようにして、中国を縦断・横断する走行距離4000キロ級の長距離列車が増発されています。一方で、ローカル線も中国東北部・西北部を中心に地域の足として役割を果たしています。

中国では、このように多種多様な鉄道サービスが提供されており、豊かな旅行体験を可能にしています。

中国鉄道時刻表は、いまが黄金期の中国の鉄道の姿を余すところなくお伝えするために、有志で編集したものです。その時刻情報は中国国鉄公式情報を活用しているほか、初めての方でも迷いなく乗れるよう多数の解説を付しています。ぜひ中国鉄道時刻表を片手に、中国鉄道12万キロの世界をお楽しみください。

中国旅行には鉄道利用がおすすめ!

速い・安い・快適な中国の鉄道

中国の高速鉄道と主要な在来線は多数の列車が高頻度で走っています。速度もそれぞれ日本より速いです。また、中国の鉄道は比較的正確に運行されており、ビジネス利用にも十分に使えます。

中国国鉄の運賃は安く抑えられており、高速鉄道の場合、同じ乗車距離の日本の新幹線の半分弱の水準です。寝台列車は高速鉄道よりも安いです。車内は清掃やサービスが行き届いており快適です。

速い・安い・快適と三拍子そろいの中国の鉄道をぜひ、旅行にご活用ください。
➡中国の鉄道の乗り方の詳しい説明は中国鉄道時刻表巻末の「中国鉄道旅行ガイド」参照

きっぷは日本からネット予約が可能

中国の鉄道きっぷはインターネット上で予約が可能になっており、中国国鉄の予約サイト「12306.cn」の英語版からクレジットカードで予約できるほか、旅行会社のサイトを使えば日本語で予約可能です。予約後、現地ではそのままパスポートを呈示することで指定の列車に乗車できます(一部列車除く)。
➡詳細は中国鉄道時刻表巻末の「中国鉄道旅行ガイド」参照

中国国鉄の予約サイト「12306.cn」では詳細な列車時刻や運賃を調べることができます。
➡使い方は中国鉄道時刻表巻頭の「空席の調べ方」参照

コスパ最強の夜行列車

夜行列車は、宿代が節約でき、寝ている間に移動でき時間が有効活用できるのでお勧めです。夜行列車のメインの車両は寝台車で、開放3段の「硬臥」(こうが)と、個室2段4人の「軟臥」(なんが)等があります。きっぷの値段は、一晩乗ってもたいていの場合は日本円で5000円足らず(硬臥)であり、非常にリーズナブルです。安価といっても、エアコン完備(一部除く)の車内は清潔で快適で、コストパフォーマンスが非常に高いといえます。多くの夜行列車には食堂車もついています(予約不要)。

中国鉄道時刻表で、細数字に太い縦罫線が配されている列車は、客車列車の中でも速さを誇る「直達」「特快」という種別の列車です。
➡寝台の種類と過ごし方は中国鉄道時刻表巻末の「中国鉄道旅行ガイド」参照

夢の「夜行寝台新幹線」

国土の広い中国では、高速鉄道で夜行寝台列車を走らせることも当初から検討され、これがすでに実現しています。車内を寝台車とした専用の高速鉄道車両を用いて、在来線夜行列車よりも速いスピードで運転しており、高速鉄道と夜行列車の利点を掛け合わせた夢のような列車です。
主な運転区間は下記のとおりです。
北京~上海・杭州・青島・広州(深圳・珠海)・湛江・昆明、上海~深圳(広州・珠海)
➡寝台の種類と過ごし方は中国鉄道時刻表巻末の「中国鉄道旅行ガイド」参照
➡電車列車の車種は中国鉄道時刻表巻末の「中国電車型式総覧」参照

中国旅行には中国鉄道時刻表!

時刻表の活用の仕方

中国の鉄道を使うには本書「中国鉄道時刻表」が必携です。中国国鉄の全駅全列車を掲載しています。ダイヤは変わることがありますので、実際に利用する際は購入したきっぷに記載されている時刻にしたがってください。

この時刻表は基本的に日本の紙の時刻表を読み慣れていればすぐ活用できるように編集してありますが、中国の輸送体系に合わせてより読みやすくなるように、いくつかの独自仕様を持っています。

  1. 表番号
    この時刻表では、ページではなく表に番号を振っています。表番号はa~gの小文字アルファベットと数字の組み合わせからなり、a01から順番に並んでいます。a01とa02で行きと帰りのペアです。
  2. 車両
    電車列車(いわゆる高速列車を本書では電車列車と称します)は一律に「電車」と表示しています。
    客車列車は、エアコン付きかどうかを表示しており、「新空調」はエアコン付き、空欄は非空調列車です。

  3. 表冒頭ページの駅名の左側にある△や×などの記号は、きっぷ発売窓口や荷物扱いの有無を表しています。
  4. 時刻
    太字は電車列車。細字の右側に太罫線があるものは客車列車のうち「直達」「特快」です。

➡いずれも詳細は中国鉄道時刻表巻頭の「本書について」参照

空席の調べ方

中国鉄道時刻表に載っているすべての列車の空席は、中国国鉄公式サイト「12306.cn」で向こう29日間まで調べることができます。中国鉄道時刻表では実際の画面を例に、調べ方を説明しています。

■トップページ(こちらからも空席検索できます)https://www.12306.cn/index/index.html

■空席検索 https://kyfw.12306.cn/otn/leftTicket/init?linktypeid=dc

推薦のことば

北京交通大学電気工程学部 楊中平教授 推薦の言葉

中国では1956年5月から中国鉄道出版社より『全国鉄道旅客列車時刻表』を毎年発行してきましたが、インターネットの発達とスマートフォンの普及に伴い、紙媒体の『時刻表』を利用する人が急激に減ったため、2016年6月を最後に、刊行を取りやめました。収益が出版停止のもっとも大きな要因だったのはもちろんですが、近年鉄道の発展に目覚ましいものがあり、随時に新しい情報を旅客に提供できないと言う心配も出版社側にあったでしょう。

2018年の9月に、恩師の曽根悟東京大学名誉教授が訪中の際、東京大学の学生たちが立ち上げたサークルである「中国鉄道時刻研究会」が編纂した『中国鉄道時刻表』2016年秋号を持ってきてくださいました。学生たちのサークルがこのような一大事を成し遂げたことにまず感動を覚えました。そして、中身を覗いてみると、なんと中国の時刻表の配列とは異なり、留学時代に親しんだ日本の時刻表の路線別・発車時刻順に組み替えされていることに気づきました。その組み替えによる明らかな利点としては、乗り換えが便利になったことが挙げられるでしょう。地理にもさほど詳しくない外国人にとって、聞いたこともない駅での乗り換えを最初から計画することは無理なのですから、時刻表で予め旅程を組むことが欠かせない作業でしょう。とくに個人旅行が趨勢になるこれからの世代にとって、この一冊は中国旅行のよき伴になるかと思われます。

それから、この一冊の中に、実に様々な中国鉄道関係の情報が盛り込まれていることに感心しました。「盲腸線」(第3号巻頭特集)から運賃の計算の仕方まで。一種のガイドブックの役割も兼ね備えています。この一冊を手にすれば間違いなく中国鉄道通になると思います。

さらに、所々に組み込まれている「コラム」が注目されます。「朱徳号」から「鉄道兵」の話など、中国鉄道にまつわる様々な逸話が挿入されていて、『時刻表』を楽しい読物に作り上げています。乗車中の楽しみになるばかりでなく、旅行の意外な発見につながります。

「中国鉄道時刻研究会」は2013年初めて結成されたサークルだそうですが、このような日本人旅客にとって使いやすい成果が誕生したことは、中国で鉄道に携わる人間としてこの上なくありがたく思われます。また、中国語版の出版も心から期待する次第です。

北京交通大学教授 楊中平
2018年12月9日

○楊中平先生のプロフィール

北京交通大学電気工程学部教授。2002年に東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻博士課程を修了、博士(工学)。東芝に2年間勤務ののち、中国に帰国し、北京交通大に着任。鉄道部運輸局(国鉄)にも勤務。

中国の高速鉄道開発のリーダーとして活躍されている。東京大学の曽根悟名誉教授に師事した経緯もあり、日本の新幹線技術にも知悉している。日本の新幹線を紹介する本『新幹線縦横談:日本高速鉄路技術』(中国語)を早くも2006年に出版するなど、中国に日本の新幹線を紹介する役割を果たされている。

鉄道友の会 島秀雄記念優秀著作賞 選評

2016年度特別部門で鉄道友の会島秀雄記念優秀著作賞を受賞

列車の目的地別を基本として編集されている中国の列車時刻表を、路線別を基本とした日本の様式に準じて並べ替えた時刻表で、膨大な生データを編集し直すにあたって、同好の士を募り、一定のルールを決めた上で独自の編集思想によってより判りやすい時刻表を実現したユニークな出版物です。また、時刻表だけではなく、日本とは慣習の異なる中国の鉄道の利用法を解説した実用ページや、駅弁や車内販売などの体験レポートを交えながら、中国の鉄道を紹介しています。逆転の発想で実現した出版物として、そのアイデアを高く評価し、島秀雄記念優秀著作賞特別賞にふさわしい出版物として選定しました。

メディア報道

朝日新聞デジタルで「中国鉄道時刻表」が紹介

「中国鉄道時刻表」発行の取組が、朝日新聞デジタルに「アジアで消えゆく鉄道時刻表 復活させたのは日本のテツ」という見出しで紹介されました(2019年8月)。アジアにおいて国境を越えてゆるくつながる「テツ」の世界に着目いただきました。

 記事中では、「中国鉄道時刻表」の発行の経緯や、編集メンバーが時刻表という存在に込める思いなどが紹介されています。

 また、朝日新聞デジタルの記事に先駆けて、朝日新聞社のGlobe+にはより詳しい記事「中国で消えた時刻表が日本で生き続けるわけは? 鉄路10万キロを読む」が掲載されました(2019年4月)。

アジアで消えゆく鉄道時刻表 復活させたのは日本のテツ(朝日新聞2019年8月10日)

中国で消えた時刻表が日本で生き続けるわけは? 鉄路10万キロを読む(朝日新聞Globe+2019年4月30日)

地球の歩き方、掲載!

「中国鉄道時刻表」は、その実用性が評価され、『地球の歩き方』にて案内書として紹介されています。

  • 地球の歩き方 D01 中国

  • 地球の歩き方 D02 上海 杭州 蘇州

  • 地球の歩き方 D03 北京

  • 地球の歩き方 D05 広州 アモイ 桂林 珠江デルタと華南地方

  • 地球の歩き方 D06 成都 重慶 九寨溝 麗江 四川 雲南 貴州の自然と民族

  • 地球の歩き方 D08 チベット

中国の鉄道愛好家メディア「鉄道視界」で紹介

中国の鉄道写真撮影の第一人者である羅春暁氏が主宰する鉄道愛好家メディア「鉄道視界」に当会主宰者のインタビュー記事が掲載されました(2019年4月)。紙の時刻表が発行されなくなった中国において、紙の時刻表の意義を述べたこの記事は鉄道愛好家の大きな反響を呼びました。

中国铁路纸质时刻表消失多年,竟然又在日本出现?(中国の紙の時刻表が廃刊して数年、なぜ日本で再び発行されるようになったか?)

雑誌「人民中国」で紹介

中国の鉄道の発展の成果を日本に向けてわかりやすく紹介するとともに、両国間の交流を増進する取組として、雑誌「人民中国」2021年11月号で「自作の時刻表が深める絆」として紹介されました。

編集者より

この時刻表を作っているんだよと言うと、必ず「中国の鉄道って実際どうなの、大丈夫なの、ちゃんとしてるの」と聞かれます。「あなたが思っているよりも、はるかにすごいよ」と答えます。私は日本の鉄道をこよなく愛する者ですが、中国の鉄道のここ数十年の変化は(問題をはらみつつも)驚異的であり、ハード面(土木や車両)でもソフト面(ダイヤやサービス)でも日本を凌駕する点が出てきているのは、謙虚に認める必要があるでしょう。超鈍行から超特急、超閑散から超過密、絶景の僻地から喧噪の大都会といった「多様性」も大きな魅力です。

日々営々と愚直に建設と運営を積み重ねることで蓄えられる底力。その力量から豊かさが生まれ、さらに洗練がもたらされるという循環。理屈ではなく実践することの大切さ。「継続は力なり」ということわざを想起します。「交通強国、鉄路先行」というスローガンは(その是非は別として)伊達ではありません。

冒頭の問いに対する答えの多くは、この時刻表の中に書かれています。数字だらけで無味乾燥ですが、それは偏見や誇張、虚飾がないことの証左です。本書を通じて、中国の鉄道の「すごみ」と「面白さ」が伝わることを願います。

SNS

Copied title and URL